京都インターナショナルスクールの解雇問題への警鐘

ゼネラルユニオンは、長年勤務してきた組合員教師の突然の解雇について京都インターナショナルスクール(KIS)に異議を唱え、この行為が労働法違反や組合活動に対する報復である可能性を指摘している。

KISは、パフォーマンスの問題、非協力的な態度、さらには職員との対立等を理由に、当組合員の雇用を一方的に終了させた。しかしこれらのKISの主張は、当該組合員教師の6年間の実際の勤務歴とは大きく矛盾しており、その間に複数回の契約更新が繰り返されているのだ。

これらの「問題指摘」のタイミングが、最近の2.5%の賃上げ獲得を含む組合活動の発展と一致していることから、解雇の真の動機に疑念が生じている。もしこれらの問題が本当に長期にわたって存在していたのであれば、問題のある教師との契約を繰り返し更新したKISの責任が問われることになるからである。さらに問題なのは、「このような人物」を若い生徒たちのいる教室にずっと置いていたということである。KISがそこまで無責任であるとは考えにくく、そのため我々はこの突然の解雇の本当の理由に疑問を呈している。

特に懸念されるのは、KISが無期雇用契約の権利の遵守を無視しているように見える点である。KISは本人の同意なしに組合員の勤務時間を一方的に変更しようとし、これが争われた際に「140回の遅刻」を解雇の根拠の一つとした。いったい雇用主が140回も遅刻を許してから解雇すること等あり得るだろうか。これも組合が彼らの動機を疑う理由の一つなのである。

ゼネラルユニオンはこの事例を、教育労働者の権利を守る上で極めて重要なものと考えている。われわれは、組合員のために正義を実現し、このような慣行が許されないことを明確に示すため、法的措置や他の紛争行為を含む必要な措置を取る準備がある。

KISに対してわれわれはこう言う:組合員を復職させ、契約条件を尊重することでこの状況を是正することを求める。そうしなければ、われわれは行動をエスカレートさせることになる。ゼネラルユニオンは、日本の教育分野における不当解雇や契約違反と闘う姿勢を堅持する。