ケンドラは、職場でハラスメントを受けていると感じていました。何をしてもうまくいかず、意味のない業務や最も条件の悪いシフトばかりを割り当てられる状況が続いていました。彼女はこの状況に強い不満を感じ、労働組合の相談の場でその悩みを共有しました。
彼女は会社にも「労働組合に相談していること」を伝えたいと考えていましたが、その一方で声を上げること自体に不安も抱えていました。
担当のオフィサーは、小さな一つの提案をしました。「あなたの組合加入(メンバーシップ)を宣言してみてはどうでしょうか?」というものでした。
ケンドラはすぐには決断できませんでした。会社が怒り、組合に相談したこと自体で不利益を受けるのではないか、あるいは単純に解雇されてしまうのではないかという不安があったからです。
その懸念を伝えると、オフィサーはこう説明しました。もちろんリスクがゼロではないケースもあるが、実際にはそのような極端な報復を行う企業は多くないということです。
彼女はしばらく考えた末、会社に知られるリスクよりも、組合の支援を受けていることを明示するメリットの方が大きいと判断しました。
そしてオフィサーに依頼し、組合加入の宣言が行われました。
結果は彼女の予想とは異なり、報復は起こりませんでした。それどころか、会社の対応は以前よりも改善され、より良いシフトが与えられ、業務内容も徐々に改善されていきました。
不安が完全に消えたわけではありませんが、「必要なときには支援がある」という安心感を持てるようになり、また会社側もその事実を認識していることで、一定の抑止力が働いていると感じられるようになりました。
あなたは組合加入を宣言していますか?
状況によっては、その一歩が職場環境を大きく変えることにつながる場合もあります。
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第1回:「身体的攻撃」
