「社会保険ホットライン」カードを職場や友人・知人に配布しよう!

11月 3, 2024

1.「社会保険ホットライン」カード配布について 2016年10月に社会保険適用範囲が拡大され、週30時間以上働く方に加え、従業員501人以上の会社で週20時間以上働く方などにも社会保険(厚生年金保険・健康保険)の加入対象となりました。引き続き、2022年10月には従業員101人以上の会社で週20時間以上働く方も対象となり、そして今年10月には従業員51名以上の会社で週20時間以上働く方もその対象となりました。

この機会をとらえて、これまで加入できなかった方へ社会保険加入を呼びかけるとともに、自身が社会保険の加入対象かどうかをチェックする目的で、「社会保険ホットライン」カードの配布を行っています。

このカードには以下の情報が含まれています:

2. 社会保険加入は労働者の権利だ! そもそもこの企画は、関西の某有名大学で、2016年10月に実施された社会保険適用範囲の拡大を受けた対応が実施されず、いまだに社会保険加入手続きが行われていないことが発端です。

その大学には、1コマ2時間の講義を週10コマ以上担当している非常勤講師がいます。つまり、これらの講師は週20時間以上勤務しています。大学の規模から判断して、2016年10月以降には、こうした講師全員を社会保険に加入させる義務がありました。もちろんこの大学とは交渉を行っていますが、いまだに自らの非を認めようとしません。

こうした経過を踏まえ、まず、ゼネラルユニオン組合員全員に社会保険の加入状況に関するアンケートを実施しました。同時に、「社会保険ホットライン」カードを作成し、広く社会保険加入キャンペーンを行っています。

3. 雇用主の社会保険加入逃れを許さない! 社会保険は、半額の雇用主負担金があります。この負担金を逃れるために、雇用主は様々な手段を講じます。最も広く行われているのは、実態は雇用でも書面の契約は「業務委託」となっている例です。GABA、NOVAをはじめ多くの英会話学校で行われているだけではなく、下請け配送業者やUber Eatsなどもその範疇にあります。また、契約時間を実際の労働時間よりも短く設定し、社会保険の適用を逃れるやり方も横行しています。いずれにしても、まずは実態を把握することが肝要だと考えています。

カードの注文は簡単です:si.genu.cc/SH-cards からどなたでもご注文いただけます。職場での配布、友人・知人への配布など、幅広い活用が可能です。

このカードを、まず組合員、そして職場や広く友人・知人へ配布してください。 ご希望の方は直接郵送します。ぜひご連絡ください。
よろしくお願いします。