7名の京都府立高校派遣ALTの組合員は、11月12日から19日まで派遣会社アルティアセントラルに賃上げと労働条件の改善を求めてストライキを行い、月3万円の賃上げと6万円のボーナスアップを勝ち取りました。また、京都府教育委員会に対しては直接雇用を求めて署名活動を展開し、12月22日には1204名の賛同署名を京都教育委員会へ提出しました。しかし、まだ戦いは継続中です。
取り組みの始まり
この京都府立高校派遣ALTの闘いは、2024年3月に届いた一人のALTからの労働相談から始まりました。いうまでもなく、派遣ALTの窮状を訴えるものでした。しかし私たちはすぐには行動を起こしませんでした。まず雇用を確保し、状況を正確に把握し、仲間を探すことから始めました。ALTが直面している課題を解決するには、入念な準備が必要であることをこれまでの経験から知っていたからです。
ゼネラルユニオンとしての取り組み
ある程度の準備期間を経た昨年10月頃からゼネラルユニオンとしての取り組みを開始しました。まずは定期的に組合員とのミーティングを行い、情報の共有と方針の議論を始めました。そして、2024年12月9日、京都府教育委員会に対して組合加盟通知と合わせて「組合員の直接任用へ向けた協議のお願い」を送付し、取り組みを公然化しました。
京都府議会議員及び京都府立高校教職員組合との連携
その後、年始早々の2025年1月6日、京都府議会議員全員に「派遣英語指導助手の処遇改善へ向けた要請書」を送付し、一方では京都府教育委員会との協議を行いました。その過程で、共産党京都府議団から「詳しく状況をお伺いしたい」と連絡を受け、京都府立高等学校教職員組合とも引き合わせていただきました。
派遣会社変更と条件悪化
今年3月には派遣会社選定の入札が行われ、派遣会社アルティアセントラルが落札しました。当初組合員はアルティアが落札したことを喜びました。2年前のアルティアの賃金が月24万円・ボーナスが18万円だったからです。ところが提示された労働条件は、賃金は月21万円・ボーナス6万円と大幅にダウンした内容でした。しかしその契約が提示されたのは3月末だったので、やむなく雇用と生活を守るために契約書にサインしました。そしてそこから、今回の戦いの準備が始まったのです。
組織化
経過は以上のとおりですが、この一連の取り組みにおいて最も重要なポイントは、目的意識的な組織化の取り組みが継続的に行われたことです。まず最初の相談者とは、組織化のための個人トレーニングが実施されました。この取り組みを経て、派遣会社が変わった後の新しいALTの組織化を組合員自身が行い、7名の組合員によるストライキへ結実しました。
今後に向けて
全国の公立学校には2万人のALTが働いています。そして、私たちには全国に140名を超えるALTの組合員がいます。今回の経験と更なる組織化を通して、全国各地の教育委員会での労働条件の改善、特に賃金の大幅アップと派遣ALTを廃止し直接雇用を要求する取り組みを進めていきます。
