10月20日（日）ゼネラルユニオン福岡事務所で第2回労働相談会を開催します。今回のテーマは、「社会保険」です。社会保険には、「健康保険」と「厚生年金」が含まれます。
「健康保険」とは、病気やけがで病院に行く時に自己負担が3割になること、労災以外の病気やけがで会社を休む時の傷病手当金（賃金の概ね60％）や出産手当金50万円が受け取れる制度のことです。
「厚生年金」とは、10年以上掛け金を払えば65歳以降に「国民年金+厚生年金」を受取ることのできる制度のことです。厚生年金に加入している期間が長ければ長いほど、掛けた金額から受取る比率も高くなります。つまり、できるだけ早く加入した方がいいということです。しかも、掛金を会社と労働者が折半するので、国民年金より大幅に増額されます。
そして、今年10月1日から、この「社会保険」の加入要件が大幅に緩和されます。
加入要件は週20時間（4時間×５日）以上働いていること、月収が88,000円（年収換算で1,056,000円）以上であること、そして会社の中に社会保険加入者が51名以上（現在は101名以上）であることが条件となります。
つまり、これまで社会保険に加入できなかった人が大幅に加入できるようになるということです。私たちは、この機会に、さらに多くの方に社会保険の内容を知っていただきたいと考えて、労働相談会を開催することにしました。
例えば、次のような質問にお答えします。
・ 国民健康保険や国民年金とどう違うの？
・ 体調が悪いので休みたいけど、どうすればいいですか？
・ 夫の扶養内（第3号被保険者）で働くこととどちらが得ですか？
・ 会社に社会保険加入を相談したが駄目だと言われた。
そして、もし社会保険の加入対象となるパート・アルバイトなどの従業員をわざと加入させない場合には、罰則として6か月以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されます。
この機会に、自身の働き方、そして会社での働かされ方を見直してみませんか？
もちろん、「解雇された」とか、「賃金が払われない」「上司からパワハラを受けた」などの緊急な課題についても相談をお受けします。
どんな些細なことでも、躊躇したり遠慮したりせず連絡してください。連絡先は以下の通りです。なお、ご希望の方には対面だけではなく電話やZoomでの相談もお受けします。
