同志社香里ビラ配布行動

2月 2, 2023

1月16日(月)、ゼネラルユニオン同志社香里中学校・高等学校支部は、同支部の20年の歴史の中で初めての争議行動を行ないました。

午前7時15分から校門前に支部員と組合員が集まり、入試を控えた家庭や生徒に対して、学校側の教員に対する不当な対応を知らせるビラ配りを行ないました。

学校側は、国のカリキュラムの変更を理由に、全組合員の勤務時間削減を発表しました。 組合員はこの一方的な変更と闘っています。この変更は組合員の生活を大きく切り詰めるもので、組合員の収入は実に18%削減されます。この痛みは、高いインフレ率に見舞われたこの経済状況で、賃上げの見通しが立たない状態に追い打ちをかけているのです。

非正規労働者全体への攻撃

ゼネラルユニオンの主な主張の一つは、今回の削減は労働者の所得を直接脅かすだけでなく、すべての非正規労働者の労働条件と所得を守るために作られた政府の計画にさえ真っ向から対立しているという点です。 2018年、国会は有期契約労働者が無期契約を取得することを認める法律を施行しました。この制度では、労働条件の変更は原則として労使双方の合意によってのみ可能であり、使用者は労働条件を守るためにあらゆる手段を講じなければならなのです。労働条件に対する恣意的な攻撃は、安定した労働条件を切望しているすべての労働者にとって、負の前例となるものです。

これらの点を考慮して、組合員たちは、最近の授業実施方法の変更により増加した(これまで無給だった)準備時間に対する支払いなど、合理的な解決策を提案しました。こうすれば、学校は無意味に授業を続けることを強いられることもなく、経験豊富な講師もある程度の収入を確保できるのです。しかし、何度か非公式・正式な交渉を重ねたものの、学校側は一歩も譲らず、未だ妥協点を見出せないままです。

闘いは始まったばかり

現在、同志社香里の一般組合員は、無給の準備時間の増加と大幅な賃金カットに直面し、反撃に出ています。彼らはこの4月から、これまで通り授業後の残業を拒否し、勤務時間外のメール返信も拒否するという「ルール通りの勤務」を開始する予定です。

同志社香里の闘いはまだ始まったばかりです。