問題が起きたとき – 第1回

6月 25, 2026

ここ数週間、給与明細を確認することの重要性についていくつかの記事を掲載してきました。給与明細をしっかり読むことで、自分がどのような支払いを受けることになっているのかを理解し、内容に不審な点があった場合に適切な対応を取ることができます。

しかし、給与明細と実際の支給額が一致しないケースもあります。

二重払いは二重のトラブル

アンドリューさん(仮名)は、10月に給与明細を受け取り、給与が15日に振り込まれることを確認しました。

ところが16日になって、勤務先の学校は複数の従業員に対して誤って給与を二重に振り込んでいたことに気づきました。学校は全従業員にメールを送り、誤って余分に支払われた金額を学校負担の手続きで返金してほしいと依頼しました。

子ども向け教育を行う学校では10月はハロウィン関連の行事で非常に忙しく、アンドリューさんはすぐに対応することができませんでした。そのまま返金のことを忘れてしまい、次の給与明細を受け取るまで放置してしまいました。

そして次の給与明細を見たとき、彼は大きな衝撃を受けました。本来支給されるはずの給与額がマイナスになっており、逆に学校へお金を返さなければならない状態になっていたのです。

アンドリューさんが余分に支払われた金額を返金していなかったため、学校はその過払い分を給与から差し引いていました。さらに、それだけでは不足していたため、残額についても返済を求められました。

アンドリューさんは「給与の控除は違法ではないのか」と考え、組合に相談しました。

組合は、一般論として会社がさまざまな理由で給与の一部を差し引くことは違法となる場合が多いものの、このケースでは従業員が返還義務を負う過払い金であり、会社の対応は合理的であると判断しました。

今回の問題は単純な事務ミスによるものであり、会社は前月の時点で速やかに解決するための合理的な方法を提示していました。そのため、返済できる状況であれば会社へ返金するよう助言を受けました。

アンドリューさんはその助言に従って返金を行い、その月はいつも以上に家計管理に気を配って過ごしました。

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