労働組合への弾圧が露呈:建設業界で大規模な不当逮捕事件

7月 20, 2024

この記者会見は、関西地方の生コンクリート産業で活動する産業別労働組合「関生(かんなま)」に対する深刻な弾圧の実態を明らかにしています。89名もの組合員が不当に逮捕され、組合幹部に対して最⾧10年の懲役刑が求刑されるなど、正当な組合活動の犯罪化が進行しています。

大阪広域生コンクリート協同組合による露骨な組合潰しの手法や、関生を認める企業への経済的圧力など、組合に対する様々な攻撃の実態も詳らかにされています。さらに、この問題は日本の労働関係における根本的な課題、特に産業別労働組合への組織的な弾圧を浮き彫りにしています。

国連の調査に言及がある一方で、大手メディアの報道が著しく不足していることへの強い懸念も示されています。この会見は、日本の建設業界の中核にある重大な労働争議について、貴重な証言を提供しています。企業と国家の反労働者的な姿勢に直面する中、労働者の権利と公正な産業関係の未来に関心のある全ての人々にとって、必見の内容です。

ゼネラルユニオンと関生は⾧年にわたる深い絆で結ばれています。特に我々の組合の草創期には、関生から多大なる支援を受け、今日に至るまで大きな恩義を感じています。この重要な問題について、皆様にも広く知っていただき、今後開催される労働組合弾圧反対の諸行動にご参加いただけますよう、心からお願い申し上げます。労働者の権利を守る闘いに、皆様のご支援が不可欠です。