10月19日、福岡オフィスで「第2回労働相談ボランティア養成講座」を開催しました。
テーマは、社会保険の制度についてです。特に国民健康保険・国民年金と社会保険（健康保険と厚生年金、雇用保険、労災保険）のどこが同じでどこがどう違うのかについて参加者全員で勉強しました。講座には30歳代から70歳代までの幅広い年齢の方が15名参加され、自分の経験も交えながら、真剣な討論が行われました。
1回目は「有給休暇について」でした。今後は、第3回「業務委託契約と雇用契約について」、第4回「外国人労働者の働かされ方」、第5回「ハラスメントについて考える」、そして最後に第6回「労働基準法・労働契約法・労働組合法」を行います。合計6回開催します。資料が欲しい方はご連絡ください。
この「労働相談ボランティア養成講座」は、次のような位置づけで行っています。
| 主催は、ゼネラルユニオンですが、ゼネラルユニオンの組合員拡大が直接の目的ではありません。非正規雇用労働者が2000万人を超え、労働組合の必要性、或いは労働相談の必要性が急速に高まっています。こうした状況に対して、ゼネラルユニオンが培ってきた経験と知識を幅広くボランティアの方たちと共有し、労働相談が必要な方々に寄り添える環境を作るということが目的です。 |
そして、この講座に参加された方には、次のことをお願いする予定です。
| 数名で協力して、様々な場所で「労働相談ボランティア養成講座」を開講すること。 (イ)福岡オフィスで予定する毎月2回程度の労働相談日に相談員として参加すること。 |
労働相談が必要な方々に寄り添える環境を作ることが目的です。ですから、社会の様々な課題をどうすればいいかを討論するのではなく、労働相談が必要な方がどのような環境や状況の中で生活されているのか、そこにどのような課題があるのかを考えるためのトレーニングが目的です。
同情するだけでは課題を解決することは出来ません。状況を正しく分析する必要があります。そのためには、知識が必要です。こうした労働組合の本来の役割を、多くのボランティアの方々と共有し、労働組合の裾野を広げていきたいと考えています。
次回のテーマは「業務委託契約と雇用契約について」です。11月23日（木）勤労感謝の日に行います。14時から16時です。場所は、もちろんGU福岡オフィスです。Zoomでも参加できます。参加をご希望の方は、ご連絡ください ( kawaguchi@generalunion.org )。お待ちしています！！