7月24日、大阪では、アメリカでのSEIU(サービス従業員国際組合)会長デイビッド・ウエルタ氏の不当逮捕に対する抗議と、世界中の移民労働者の権利を守るため、労働組合員と地域の支援者たちが集まり、力強い抗議行動が行われました。
この行動はゼネラルユニオンが主催し、6月6日にロサンゼルスで行われた暴力的なICE(移民税関捜査局)による強制捜査に抗議する平和的なデモ中に逮捕されたウエルタ氏の事件に対するものでした。この事件は、労働指導者や移民コミュニティに対する弾圧が強まっている象徴となっています。大阪からのメッセージは明確です──これは国際的な問題であり、私たちは注視しています。
参加者たちは大阪市役所を出発し、米国総領事館へ向かって行進、領事館の周囲を回り、最後は大阪駅近くの公園まで市内中心部をデモ行進しました。デモ隊はプラカードを掲げ、「正義を!」「抗議する権利を!」「すべての移民労働者に保護を!」と声を上げました。警察の許可を得た平和的なルートでのデモは、公の場での抵抗であり、同時に「労働運動は国境を越えて強くなっている」ということを改めて示す場となりました。
この行動は、反移民的な言動や労働組合活動への弾圧が各国で強まっている中で実施されました。アメリカから日本に至るまで、移民労働者たちはいまだに標的にされ、声を封じられ、搾取されています。この抗議行動は、こうした不正義に対して私たちは黙ってはいないという意志を示すものでした。
今回の行動に参加し、連帯の意思を示してくださった大阪ユニオンネットワークの皆様に、心より感謝申し上げます。その存在が、私たちの「正義を求める声」に力を与えてくれました。労働組合が協力し合えば、私たちの声はさらに遠くまで届きます。
闘いはまだ終わっていません。しかし、7月24日、大阪の中心で、人々は一つになって声を上げました──国際連帯は単なるスローガンではなく、「動き続ける運動」なのです。

