産休・育休トラブル:第2回 元のポジションがない」「仕事もない」? ちょっと待って!

10月 13, 2026

エリカさん*は、同じ会社で数年間働いた後、産休・育休を取得しました。育休の終了が近づき、いよいよ職場復帰の準備を始めていました。子どもの保育園も決まり、仕事に戻る準備は万端。ところが、保育園への入園が決まった後、会社から連絡がありました。「元のポジションがもうないので、職場には戻れない」というのです。

エリカさんにとっては、まったく予想していなかった話でした。仕事に戻れることを前提に準備を進め、保育園まで決まっていたのです!いよいよ復帰というタイミングで、突然「戻るポジションがない」と言われてしまいました。

エリカさんはゼネラルユニオンに助けを求めました。私たちは、「元のポジションがなくなった」=「仕事もなくなる」ではないと会社に伝えました。産休や育休を取っている間に、職場の状況が変わることはありますし、まったく同じポジションへの復帰が難しい場合もあります。しかし、休業中に元のポジションがなくなったからといって、労働者の権利や雇用まで自動的になくなるわけではありません。

産休や育休を取得する労働者には、法律上の大切な保護があります。産休・育休を取得したことを理由に、解雇したり、不利益な取扱いをしたりすることは禁止されています。また、国の指針でも、育休から復帰する労働者については、原則として元の職または元の職に相当する職に復帰させるよう配慮することが示されています。

そこで組合は、「エリカさんの元のポジションがまだあるか」だけで話を終わらせるのではなく、どうすればエリカさんが職場に戻り、雇用を続けられるのかを会社と話し合いました。

話し合いを進める中で、まったく同じポジションに戻ることは現実的ではないことが分かりました。でも、別のポジションならありました。

会社はエリカさんの雇用を終了するのではなく、その新しいポジションで復帰させることに合意しました。エリカさんは予定どおり職場に戻り、新しいポジションで仕事を続けることができました。

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