代わりに、家族がいる教師達に提示されたのは、元々は8人の学生用の寮として作られた建物だった。その寮には風呂がなく、ある家族にはまだ幼い子供もいた。そこは広過ぎて、教師達は「これでは冬の暖房費がバカ高くなる」と不満を訴えた。この住まいはこれら家族連れの教師達には全く合わないものだったのだが、「ここに住んでもらうしかない」と言い渡された。
更に追い打ちをかけるように、この住まいは教師達が講義を行なうことになっていた場所にはバス通勤が必要だったのだが、当初「通勤費はなし」と言われたのだ。ゼネラルユニオンがこれらの問題を取り上げるに至り、最終的には教師達にはもっとマシな住まいが提供され通勤費も支給されることにはなったのだが、こんな単純な問題を解決するのに、当該の教師達とその家族は、大学の人事担当と何度も話をしなければならず、本来は必要のない筈のうっとうしい期間を過ごすハメになったのだ。
もう一つの問題は、教師達が中宮キャンパスと御殿山キャンパスの両方で仕事をすることになる、と言われたことだった。大学は「新しいキャンパスでの仕事も経験して欲しい」と言う。この二つのキャンパス間の移動には徒歩で15分かかる。昼食をはさんでこのこの二つのキャンパスで教えることになれば、教師の実際の昼休みは大きく削られる。
教師達の契約書には「一つのキャンパスで仕事を行なう」と明記されており、教師達は怒った。組合は大学に対し「契約遵守」を要求し、この問題も平和的に解決を見た。
こうした問題を成功裡に解決し、ゼネラルユニオン関西外大支部は今、全ての労働者が雇用の安定に資するために無期雇用契約を獲得することに貢献することを次の目標として定めている。
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