そして、これに5,000円を足した20,000円を月10時間分の残業手当として教師に返す、としている。
新規採用者の基本給は270,000円から255,000円に下がり(イーオンの現在の採用募集サイトと2017年10月の採用募集サイトとを比較)、主な英会話学校チェーンの中で最も長時間労働でなおかつ最も低賃金となった。
基本給(270,000円-15,000円=255,000円)+固定残業手当(15,000円+5,000円)=275,000円。
これには「10時間分の残業代が含まれている」とされているが、実はこれはイーオンが際限なく働かせることのできる教師を合法的に獲得することを可能にする手口なのである。
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イーオンは、自分があなたに支払うべきお金があることを知っているなぜイーオンは突然、固定残業手当を払うことを決めたのか。
答は簡単である:イーオンはタイムカードを見て、自分達の会社の中に「時限爆弾」があることを知ったのだ。
「時限爆弾」とは、大多数の教師が12:00前に出勤し21:00以降にタイムカードの「終業」を打刻しており、これら全てに残業代を支払わねばならない、という事実のことである。
教師達にとってはその仕事上この残業は常に必要で工夫のやりようなどない。
イーオンは日頃からこのことを知っていたので、法に従って教師達に支払うべき残業代を払わないことを決めたのだ。
そして、5,000円だけ追加して支払うようになっている。当然賃下げした15,000円この「追加」にはは含まれない。
イーオンは教師達は馬鹿だと思っているのか現在イーオンの教師達は、これまでの残業代を請求する権利を放棄し、5,000円の追加を得るために15,000円の基本給切り下げに同意するよう求められている。
実際これにサインすることを拒んだ教師達は言う。
「次の契約更新時に提示される契約書は相当にいびつなものだろう。
我々は間違いなく残業しているにも関わらず、会社はこれに対する残業代を払うつもりはない」と。
イーオンが自分の法違反を解決するためにこんなことを教師達に強いることができるとしたらどうなるのか。
なぜイーオンは、教師達を馬鹿であるかのように扱うことを止め正直にならなかったのか。
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イーオンの教師達の選択肢ゼネラルユニオンは、イーオンの教師達がこの問題を解決する点にとどまらず、イーオンの未払賃金(イーオンは教師達に対する未払い賃金があることを知っているから最近の決定に至ったのだ)を支払わせる点でも支援は可能である。
基本給を元に戻し未払い残業代を支払わせることを望む方は連絡を。
我々は、教師達がイーオンに対し、誇りを持って仕事に臨めるようにすることを要求する時を待っている。
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