われわれの改善要求は、単に法律の適用に関する技術的な問題から出されているのではなく、以下に述べる具体的な諸問題に基づくものなのだ。
端的に言えば、ベルリッツ・ジャパンの全てのレッスン毎教師達(その数は実に多い!)は、これまでの通常と比較して30~70%もの大幅な授業数の減少に直面しているのである。
ゼネラルユニオンは現在ベルリッツに対して、これらの教師達の収入と雇用を保障する手立てを実行するように提案している。
我々は、闘いが火を噴く前に問題を解決することを望んでいる
レッスン毎教師達の授業数が大幅に減少している原因は以下である:
‣ 劣悪な契約に基づいて、最近教師を過剰に採用したこと
‣ 大学や高校にベルリッツから普通に派遣されている教師達が、派遣先の学校で休み時間に「言語センター」につめさせられていること
‣ 一段と自動化された新スケジュール作成システムが導入されたこと
われわれはこうしたことが生徒達に及ぼす影響について懸念している。「ベルリッツ式授業法」やベルリッツが使用する教材をまだ経験していないままの教師達が生徒達に教えているということが生徒達には知らされていない、ということを我々は知っている。そして、われわれの主要な懸念は組合員達のことである。
ベルリッツはこうした最近の変化を「コスト管理」のためとしている。だがその実際は、経験豊かで長く勤めてきたレッスン毎教師達が暮らしのやりくりにも困難をきたしているのである。
これらの教師達が週80時間以上を「勤務可能時間」として会社に届けていてもこれが実態なのだ。
更にベルリッツはレッスン毎教師達に対して、最初の6か月間は基本的に変更できない「勤務可能時間」を保障するように要求しているのである。
その一方、教師達には一切何の保障も与えられない。だからゼネラルユニオンは、組合員に対する収入と雇用との保障を要求し続けているのである。
かつてベルリッツは、授業を「能力、勤務態度、勤務可能時間」に基づいて編成する、としてきた。
この「唱え言葉」は今日、「コスト管理」へと変わった。授業でいくら儲けて、親会社のベネッセとベルリッツ・インターナショナルにいくら入るのかが全て、となっている。
レッスン毎教師達の契約はしばしば「ゼロ時間契約」と呼ばれ、何らかの変化によって問題が起こるとそれに対しとりわけ脆弱である。
われわれは多くの「ベルリッツ所属レッスン毎教師」が深刻な財政難を抱え、「どこでもいいから仕事を」と探しているのを知っている。
近いうちに組合員には臨時支部会議への招集がかかり、スト権樹立の投票が呼びかけられることになる。そして、もしベルリッツが収入と雇用との保障についての組合の提案に応じることができなければ、ストライキは実行に移るだろう。
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