この時点での高槻市の選択肢は三つありました。
1.命令に従い、不当労働行為を行ったことを認め、今後繰り返さないことを約束する書面をゼネラルユニオンに速やかに手渡す。
2.この命令を不服として、中央労働委員会に11月1日までに再審査を請求する。
3.この命令を不服として、高槻市議会の議決を得て11月16日までに大阪府を相手取って大阪地方裁判所で裁判を起こす。
11月2日の時点で、中央労働委員会には再審査の請求は提出されていませんので上の「2」は消えました。
残りは二つで、常識的に言えば、このような恥ずかしい事件を自ら起こした高槻市が「いや、自分達は悪くない」と言って大阪府を裁判で訴えるなどということはまず考えられないのですが……。
更に、今年2016年は高槻市とAETの派遣元であるオーストラリア・トゥーンバ市とが姉妹都市提携を始めて25周年にあたります。間もなく、トゥーンバ市との窓口を担当している乾博副市長を団長とする30名の高槻市からの団がトゥーンバ市を訪問し、11月11日には、トゥーンバ市内で公式の25周年記念夕食会が開催されます。
高槻市は現在、全くお門違いの「労働委員会での審議」を口実に、トゥーンバ市と約束した「AETプログラム再開のための改善協議」を反故・無期限延期しています。
今回の大阪府労働委員会の「高槻市の不当労働行為認定」と救済命令は各報道機関でも報道されましたが、トゥーンバ市当局へも直ちにゼネラルユニオンから報告が送られています。
乾博副市長は、自らが公式に違法認定を受けるような侮辱的扱いをしたAETの派遣元であり、かつ約束を反故にしているトゥーンバ市に何を語るのでしょうか?
そして、刻々と時間が過ぎる中、大阪府労働委員会の命令に高槻市はどう対応するのでしょうか?
ゼネラルユニオンと」AET組合員は、和戦いずれに対しても準備OKです。
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