とはいえ、そこをあまりキリキリ考え こんでも仕方がない。世の中、なるよう にしかならないのだから、ここはじっく り構えて、やれることを着実にやり通し、 堅実に成果を次につなげたい。いずれに せよ各組合自身の粘り強い活動展開を期 待するとともに、多少の余力を全労協運 動に振り向けてもらえたらと願う次第。
ところで、今回の大会運営は少し異例 ではある。最近では2時間強を大会議事 に費やして、1時間ほどは記念行事 (講演 など)を入れてきたのだが、前号でも触れ たように教育合同の夏恒例行事のEWA セミナーと日程がバッティングしてしまい、結果としては記念行事とEWAセミ ナーを合体させてしまうことになった。 したがって、大会議事そのものは13時 から14時半までの1時間半に圧縮して 議事進行する。
第2部の記念行事&EWAセミナーは 15時からで、「若者の働き方働かせ方 を考える」をテーマに行なわれる。映像 作家の土屋トカチさんの監督デビュー作 『フツーの仕事がしたい』( 0 8年、 7 0分 ) を上映するとともに、当の土屋さんと関 西学生アルバイトユニオンのメンバーを 交えたトークセッションが行われる。
先ほどの世代交代の話ではないが、若 年労働者の非正規率の高さ、ブラック企 業やブラックバイトの問題を抜きにして は次世代へのバトンタッチもくそもない。 そのあたりに斬り込もうというのが今回 のイベントの主旨でもある。なお、イベ ント終了後 (19時頃 )には、いつもの居 酒屋で懇親会を開催する。
ところで、大阪全労協大会を終えてほ どなくの日程だが、おおさかユニオンネッ トワークの定期総会が8月3日に開催さ れる。会場は学働館・関生。はじめての 方も多いと思うが、できれば新築のうち にぜひ。こちらはネットワーク組織らし く、総会議事そのものは40分程度で済 ませて、1時間強の特別講演を行う。講 演は岐阜一般労働組合委員長の本間高道 さんで「東海地区での組合づくりの経験 と全国的共闘の可能性」 (仮題)。岐阜一 般は東海最大の合同労組で、自治労全国 一般加盟だが、最近では全国一般全国協 との連携も生まれている。お楽しみに。