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NOVAは札幌市との契約をインタラックから奪ったものの、結局は一か月後に奪い返されでしまった。そのあおりを受けた教師達は2~4週間、札幌以外の日本各地に働きに行かされた(建前としては、NOVAが彼らの処遇を決めるための時間を確保するために)。
まだ時々雪が舞う、自宅がある札幌から遠く離れた土地で、教師達はNOVAの思い付きの命令に従ってホテルに住まわされ、戸惑う日本人のサラリーマンにティッシュを配ることを命じられた。こうして、仕事のない日にはあるホテルから別のホテルへと渡り歩き続けることを強いられたのだ。
更にひどいことには、普通であればこうした移動続きの仕事を賄えるだけの給料が支払われるはずなのに、NOVAはこの人達について「日給1,500円」と決めたのだ。昼食や夕食はもちろんのこと、これでは東京では朝食代にもならないことだってある。
みんなが集まった折に、教師達は「どうやって1,500円で一日賄えと言うのか説明してほしい」と管理職に要求した。
その管理職の答は「ホテルの部屋でカップヌードルを食べてお金を節約しろ」だったのだ。
言うまでもなく、教師達はこのNOVAの傲慢な無神経さに激怒した(当然!)。
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この知らせを受け、ゼネラルユニオンはNOVAに支払いの増額を要求して交渉を行った。
結果は満足できるものではなかったが、一日当たり1,500円が2,000円となり増額ゼロではない、という意味で交渉の出発点にはなりえた。
組合はこの金額は足りないと考えており、さらに交渉を進める。
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