ECCとの交渉が決裂 — 第二波ストライキの様相

Jun 14, 2016

ECCは、二段階に渡って賃上げを行うこと、及び、まずその第一段階として組合員それぞれ時給を50円引き上げることに同意する旨の発言を我々に対して行っていたからである。そして我々の方は、この二段階方式は今回の争議を短期間に解決するためにも、そして、遠くない将来にわれわれの要求の満額実現を目指して交渉を積み重ねて行くためにも、有益だと考えていた。

先のストライキ以降交渉は続き、組合側は交渉を通じた事態の進展を願う真摯さを示すために、計画していた二度のストライキも延期した。だが6月8日、交渉の進展は全面停止となった。交渉のさ中、会社側は賃上げは会社側の評価に基づき行うこと、そして、2015年10月以降に雇用された組合員は賃上げの対象にしないことを通告したからである。

長年に渡って、ECCの組合員達はこの会社独特の偏った一方的な評価システムと闘ってきた。そして今回我々は、組合との交渉に基づく賃上げの実現に照準を定めたのだ。この評価システムが公正さに欠け透明性のないものだというだけではない。組合員達は、賃上げが半減され、そしてまたそれが半減される、ということをこの6年間に渡って経験してきたのである。

今回我々は、全ての組合員への給与を等しく調整することを要求し、この実現によって過去削減されてきたものを取り戻し、消費税増加分の負担増加をカバーする助けとすることを誓った。それはまさに、この賃上げが失われた生活基盤を取り戻すためのものであり、それは、全ての組合員をカバーする一律賃上げによって可能なのだ。

この闘いに対して、我々は多くのECC労働者からの支持を得てきたし、相当数の人々が組合に加入した。勝利の暁には、その恩恵は全員に及ぶことになる。まだ組合に加入されていない方々に加入を、そして新たなストライキに突入することになった場合には支援して頂くことを訴える。

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