ECCは他社に立ち遅れているのか?
以下のいくつかのの事実を考えて頂きたい。
- 2年前、消費税が5%から8%に上がった。
- 間もなく10%に上がりそうである。
- 2016年10月から、ECC従業員のほとんどには社会保険(健康保険及び厚生年金)の新たな負担が生じる。
- 消費者物価指数は2010年から3ポイント上昇している。
だが、ECCの従業員の給料は十分ではないのでは?
そうだ! 十分ではない! これが実際である。
まだある。
- 日本の常用労働者の平均年収は約480万円である。
- 35歳から39歳の大卒労働者の月収は367,000円。
我々は常用ではなく、週労働時間は29.5時間である。
この労働時間はECCが設定したものなのだが、ECCはこれを低賃金の言い訳にしている。だがこれは「理由」にはならない。週29.5時間で契約している労働者も実は常用なのだ。
考えてみよう。もちろんECCにいる時間は週29.5時間なのだが、授業をやっている時間は約25時間。ECCは、現従業員数のままであればこれ以上の授業時間を提供できないのである。実際のところ、外国語会話業界の主要な会社ではどこも、拘束時間に関わらず授業を行っている時間は週25時間なのである。
イーオンやベルリッツでは、週25時間以上授業を行えば給料はもっと多い。
つまり、ありのままの事実はこうである。週29.5時間労働は業界標準であり、もっと働けばもっと利益が生まれる。これは常用そのものである。
ECCは他の外国語会話会社より給料がいいと聞いたことがある。
- イーオン/アミティの教師の月給は間もなく29万円になる。
- ベルリッツの新しい常用契約では間もなく月収約28万円となる。
- ベルリッツの新しい非常勤労働者の時給は3,000円である。
当組合のECCへの要求は何とつつましいものか!
さて、我々はこの間2度に渡り団体交渉を行ったが、この賃金に関する要求については何の進展もないままである。我々はECCとの交渉は継続していて、賃上げが教師達を会社に確保していく上で必要であることをECCが納得することを願っている。
だがしかし…
ECCがもし団体交渉の場で納得してくれなければ、ピケットラインで納得してもらうことになるだろう。
ゼネラルユニオンの近畿及び中部地方の組合員はストライキを投票で承認したので、100名の組合員は要求を掲げてストライキを決行することになる。
組合が勝利すれば、非組合員にも賃上げは行われるのだろうか?
多分そうなるだろう。だが、組合員が多ければ多い程我々は強力になり、もっと多くの要求を実現できるようになる。だから我々は、ECCであなた方が組合に加入し、同僚達を支え、経済的な公正さを実現する側に確固として立たれることを願っているのだ。