2016春闘勝利に向けて

2月 6, 2016

しかし、組合規模の大小を問わず、企業に要求を突きつけるのは、このときをおいてはない。さらに、有期雇用労働者にとっては新年度からの雇用が保障されるのかどうかという時期ともなっている。それを契機として、新たな組合員を獲得する時期でもある。

行動提起としては、まず2月10日にユニオンネットワーク主催の春闘決起集会がエル大阪南館ホールで開催される。今回のメイン報告は、首都圏青年ユニオン委員長の神部紅(じんぶ・あかい)さん。フルタイムで働いても年収200万円以下という若者が増えている現状のなか、彼らの協助の組織として、場合によっては共に闘う組織としての奮闘ぶりを語ってもらうことになるだろう。トークタイトルの「支配と収奪に抗うために」は、本人によれば「ちょっと堅すぎますかね」ということだが、若い人たちの実態と実感を思う存分に吐いてもらおうと思う。なお、サブ報告では大阪労働者弁護団から「労働法制の全面的改悪」についてアピールしてもらう。

また2月20日~21日には西日本春闘討論集会がPLP会館で開催される。全労協をベースに全港湾や全日建、ユニオンなどの協力を得てこれまで開催されており、昨年は四国の愛媛開催だったが、今

年は大阪での開催となる。全労協中央の春闘方針を受けて、賃金闘争・争議報告・非正規問題の3分科会で議論を広げ、講演では全労協青年委員会の渡辺学さんから「若い世代の闘いと方向性」をベースにアピールしてもらう。

そして、恒例の春季大阪総行動は3月17日(木)を予定している。すでにユニオンぜんろうきょうの喜多商店争議、ゼネラルユニオンの市教委闘争、介護労組の大阪労働局への申し入れなど、行動要請がいくつか入ってきているが、例年を上回る規模と元気のよさで春季大阪総行動を展開したいと思う。

大阪全労協 2016年2月機関紙

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