大阪全労協第26回大会宣言

Aug 21, 2015

 

沖縄では辺野古、高江の基地建設反対を軸に、保守・革新の枠を超えたオール沖縄 の闘いが発展している。安倍政権とオール沖縄のどちらに道理があるのか、多くの人々 に届きつつある。沖縄から呼びかけられた辺野古基金はこれまで姿を見なかったよう な「本土」の著名人も呼び掛けに名乗りを上げ、3億円に届かんとするその内訳で実 に7割が「本土」からの寄付であるという。与党自民党からは、「沖縄の地方紙をつ ぶせ」などという暴論も出てきた。国会で多数を占める彼らであるが、民衆の怒りの 声に焦り、その馬脚を現している。 

労働法制の改悪、というよりも破壊も進められている。派遣法の改悪はすでに衆議 院を通過した。このまま成立を許せば派遣労働者ばかりがくり返し3年で使い捨てら れ、雇用責任を負わない派遣先(多くは大企業)はそのまま労働力だけ確保できる。 気の早い株屋どもは派遣各社に高値を付けたという。残業代ゼロ法案では正社員の過 労死が促進され、抵抗する正社員には解雇の金銭解決制度が待っている。反戦運動、 労働運動にとって正念場の時代がやってきた。 

我々はまだ、つなぐ手を奪われていない。叫ぶ声を奪われていない。仲間の呼びか けを聞く耳をふさがれていない。奴らの所業を見届ける目をつぶされていない。立ち 上がれるものは立ち上がり、声を出せるものは声を上げ、団結を固めて闘おう。生活 は苦しい。会社の攻撃も、仲間との分断も苦しい。だが、こちらが苦しいときは奴ら も苦しいという。「あの時、十分に闘えなかった」と後悔するのはイヤだ。未来をつ かむのは我々だ。立ち上がる時は今! 

2015年7月18日

 

 

 

 

Related