労働者が力を取り戻して闘うために 春闘決起集会、春闘討論集会を元気よく盛り上げよう

Feb 8, 2015

 考えてみれば、今年は戦後 70年という 節目の年になる。現政権は、戦前のアジ ア侵略、多民族抑圧の歴史に封をして、 あらためてアジアや世界に対して「大国・ 日本」を押し出すつもりのようだ。しか し、歴史を封印することはできない。つ い最近亡くなった元ドイツ大統領ワイツ ゼッカーが演説で「過去に眼を閉ざす者 は、未来に対してもやはり盲目となる」 と語ったように、歴史を閉ざそうとする者は、歴史そのものに報復されるだ ろう。

といった理屈はさておき、まずは ユニオンネットワーク主催の春闘決 起集会が2月19日にエル大阪南館 ホールで開かれる。各参加組合の春 闘に向けた決意表明、アピールを受 けるとともに、メインの報告として JAL争議と郵政労契法20条裁判 の当該からのアピールを受ける。そ して、3月に予定されている春季大 阪総行動をはじめとした春季の活動計画 も確定し、参加を呼びかける。数多くの 仲間たちの結集を訴えたい。

ところで、その郵政労契法20条裁判 については、大阪全労協としても独自に 学習会の開催を予定している。正規・非 正規の格差、差別雇用政策に対して郵政 ユニオンと組合員が東京地裁と大阪地裁 に提訴した裁判で、その意義なり闘いの 方向性なりを考える。組合所属に関係な く多くの仲間たちの参加を呼びかける。

そして2月の末、2月28日~3月1 日に 2 01 5春闘西日本討論集会が愛媛県松 山市の道後温泉で開催される。全労協と 地元でつくる実行委員会との共催で、全 労協の春闘方針提起と、特別報告として 橋下-維新との闘い、JAL争議、労契 法20条裁判があり、各地方報告や争議 組合からの報告・アピールなどがなされ る。なお、記念講演は佐々木司さん (労働 科学研究所)による「交代勤務の疲労と睡 眠」。各組合の代表参加になるだろうが、 温泉も楽しみ、組合間の懇親・交流も大 いに盛り上がりたい。

 

 

From 大阪全労協 283号2015年2月5日

 

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