DO NOT PUBLISH エリゼ第2次解雇撤回争議、府労委勝利!

May 12, 2011

第2次解雇

「第1次解雇・無効」の地裁判決が確定したのをうけ、2009年4月、組合はエリゼへ「友延書記次長の職場復帰」を議題とする団体交渉を申し入れましたが、エリゼは団体交渉を拒否しました。私たちはエリゼへ「団交に応じよ」と粘り強く説得したところ、エリゼも自らの非を認め団交に応じました。

2009年5月、エリゼと組合は議題として団体交渉を行いましたが、エリゼが組合の要求を聞き入れず職場復帰に向けての条件整備をしないので、友延書記次長は職場へ復帰出来ず自宅にて待機しました。

その後も何度か団体交渉が行われましたが、エリゼが組合の要求に対して全面拒絶の態度を変えようとしなかったので、友延書記次長は自宅待機を続けなければなりませんでした。

職場復帰に向けての労使交渉が継続していた2009年10月、エリゼは友延書記次長へ「2009年10月末で解雇する」との書面を送りつけました。私たちはエリゼへ、「職場復帰へ向けた労使交渉の途中に、再び解雇するな!」と抗議しましたが、エリゼは私たちの抗議を無視し、友延書記次長への解雇を強行しました(第2次解雇)。

組合は大阪全労協の仲間と共に「第2次解雇を撤回せよ」と何度もエリゼへ申し入れをしましたが、エリゼは解雇を撤回しようとしませんでした。

2010年1月、組合員のみ解雇したのは不当労働行為であるとして、組合は「解雇無効」を求めて大阪府労委へ救済を申立てました。大阪全労協の仲間の支援を受け府労委闘争を貫徹した結果、2011年4月18日、大阪府労委は、第2次解雇について「組合員に対しては不利益取扱い」、「組合に対しては組合弱体化の支配介入」と断罪し、エリゼへ「解雇がなかったものとしての取扱い」と「バックペイの支払い」を命じました。

エリゼは中労委へ再審査を申立てましたが、労働者の権利擁護を旨とする中労委が府労委命令を不利益に変更するはずがなく、エリゼの再審査申立は悪あがきにしか過ぎません。 地域の仲間の支援があったからこそ勝ち取ることが出来た府労委命令をバネに、組合は「争議の全面解決」に向けて中労委での闘争へと臨みます。

(2009年3月、エリゼ第1次解雇勝利 大阪地裁前にて)

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