愛知各市教委と派遣会社が、語学講師ALT業務を偽装請負。 ゼネラルユニオンが,愛知労働局・県教委・府労委に、教委と業者を告発。

Nov 15, 2009

 そこでゼネラルユニオンは、今秋、愛知県の全教委に調査表を送付したところ、何と17の教委が「派遣でもなく委託」と自ら授業丸投げを認めた。ゼネラルユニオンに直接届けられたこの回答は、「あってはならない公教育の外注」の動かぬ証拠となった。

驚くことに、県教委さえ、一部高校のALTを「委託」としていた。これら「委託」は、労働法だけでなく、授業の管理責任を定めた学校教育法にも違反している。

 そしてゼネラルユニオン本部と東海支部は10月19日に総行動を展開した。まず朝、インタラックの団交拒否と支配介入を大阪府労委に申立(インタラックのマニュアルは、「委託なら、労働関係の煩わしさがない」「全国一般やユニオンの労組に間違って加入しないように」と、記載し配布している)。

 午後は愛知労働局に「東海市教委とインタラックを派遣法・職安法違反」で申告し、東海市教委と、なれあい業者による、詳細な偽装の証拠を提出するとともに、県下全自治体への調査も促した。

 さらに愛知県教委を訪れ、法違反放置の責任追及を行った。県教委はその席で「文科省・厚労省から9月に通達があったばかりだった」と告白し、調査を約束したが、この通達は今夏に、全国一般労組全国協が対政府交渉を展開した成果である事も判明した。

 これらの結果は、県庁での記者会見で公表され、10月20日の主要各紙や英字紙で報道された。今後私たちは、文科省と厚労省の姿勢をただし、悪法派遣法をさらに悪用する、教委と派遣会社を包囲・追放しようではありませんか!!

 

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