館内レストランの日本人シェフへは「笑顔がなく、客が来ない」とのハラスメントが始まり、フランス人語学講師の間にも雇用不安が広がった。また、大阪のパナソニックビルにあったフランス領事館が、コスト削減で、京都の関西日仏学館に移転するとの報道もあり、がぜん緊迫の度がましていた。
4月22日にフランス外務省からの出向役人でもある学館長とゼネラルユニオンとの団交が京都でもたれた。その席で学館から「東京から大使が来られ、一人たりとも、解雇や人員削減をしてはいけない、との指示があった」との説明があり、さらに、レッスンやレストランの継続も回答された。これには、恐い?と言われたシェフも、思わず勝利の破顔一笑!!
拍子抜けするような全面勝利だが、、、。実は8年前、学館建物の耐震性?を口実とした閉鎖攻撃の際、ゼネラルユニオンがシラク大統領を大阪府労委に団交拒否で訴え、領事館での団交で、勝利和解したことがあり、これが今なお、サルコジ政権の官僚にさえ、恐れられいるのが勝因のようだ。