WHY日米英語学院支部のストライキにご理解ください

3月 31, 2003

私達組合の出した要求に対して、会社側は誠意ある回答を示しませんでした。まず私達は賃上げを要求しました。組合員の中には12年間昇給のない講師や、逆に給料をカットされた講師がいます。(2003年3月31日現在) 12年間も会社のために働いてきた、経験豊かな講師がこのような待遇を受ける事に私達組合は納得がいきません。

英会話業界では1,2年で講師が辞めていってしまい、いつも新人講師で学校運営をして困っている学校が多い中、私達は通常であれば学校にとって財産であるべきです。私達組合員の中には10年以上日米英語学院で教えている講師が3人もいます。 会社は不況で経営が苦しいと言いますが、皆さんは日米英語学院が新宿校を開校したことを知っていますか。また、新しいコンピューターが何台も生徒用でなく、事務用に入っています。また私達はレッスンの準備、コピーとり、コースガイダンスの記入、補助教材の作成、宿題のチェック等を勤務時間以外(サービス残業)でする事が多いので、週2時間そのような時間を勤務時間内にとってくれるように要求しましたが、会社の回答は「ノー」でした。

更に、組合員に対する未払賃金を支払うように要求しましたが、これも拒否されました。また黒田副学院長は団体交渉中に「営業妨害で訴えますからね。」と私達をおどし、誠意を持ってこの問題に取り組んでいるとは到底思えません。

 実は今回は3回目の争議であり、1回目の争議では3人の組合員が不当解雇になりました。テレビのニュース、新聞等で見て知っている方も多いと思いますが、私達は裁判をおこし勝ちました。しかし、この講師が職場に戻るのに2年間かかり、その間月日だけが過ぎ、当初の要求の昇給は全くありませんでした。また去年の賃上げ交渉の際、会社は初めて昇給システムを導入し、これを理由に私らと誠意ある交渉を行いませんでした。ところがこの会社のつくった賃上げ制度で昇給を得た組合員講師は一人もいません。先ほど述べた10年以上この学校で働いている講師3人の内一人も昇給するだけの評価をうけなかったのです。

  今回の争議で生徒の皆さんに迷惑がかかるかもしれませんが、私達の目的は皆さんに迷惑をかけることではありません。どうぞ私達も生活を守らなければいけないことをご理解下さい。

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