Month: February 2018

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  • NOVA偽装業務委託裁判最新情報;2018年2月20日の公判

大阪外語専門学校の珍妙な「主張」

2017年3月、ゼネラルユニオンの組合員が大阪外語専門学校を提訴し、ゼネラルユニオンはこの裁判を支援することになった。この専門学校がこの組合員を長期間社会保険に加入させなかったために、この組合員は受け取る年金額に損失を被り、その損害補償を求めての裁判である。 公判は継続中だ。被告(大阪外語専門学校)が何をどう主張しているのか興味をお持ちの方はこのリンク先をお読み頂きたい(ただし英語)。以下にその要点をご紹介する。 

学校法人立命館で労働基準法違反が発覚

労働基準法入門編のような話からはじめよう。 残業を合法的に行なうには、会社であれ学校であれ所定の手続きを経なければならない。 労働基準法によれば、全従業員の(全投票者の、ではなく)過半数によって選ばれた従業員代表が残業の協定に署名することが必要とされている。つまり、選出されたこの従業員代表は残業を行なうことを認める、あるいは拒む権限を持っているのだ。この従業員代表を適法に選出しない限り、1日8時間以上の労働も週40時間以上の労働も認められず違法となる。