早急に物価高騰を上回る最低賃金の改定を求めます

昨年 10 月、最低賃金は 3.3%引き上げられましたが、物価高騰にまったく及びません。今年 1 月の消費者物価指数は総合で 4.3%、生活必需品など基礎的支出で 6.3%の上昇でした(昨年同月 比)。物価上昇率よりも低い最低賃金の改定は、実質的な賃下げで大問題です。まだまだ物価高 騰は止まず、最低賃金に近い賃金水準の労働者ほど大きな影響を受けています。40 年ぶりの物 価高騰は緊急事態です。最低賃金は例年 10 月に改定されていますが、とても 10 月まで待ってい られません。今年度、一刻も早く、物価上昇率を上回る最低賃金の改定を行うべきです。

これらを踏まえ、以下のことを申し入れます。

• 今年度、１０月と言わず、一刻も早く物価高騰を上回る最低賃金の改定を行うこと。

• 最低賃金の時間額１５００円を目指すこと。

• 全国一律最低賃金制度に向けた制度改正を行うこと。

• すべての最低賃金審議会を完全公開とすること。