労働条件の改善と正義を求めるゼネラルユニオンの闘いは止まない
ある組合員の話
約10年前、私はトゥーンバ(オーストラリア)に住む7人の人々と一緒に、高槻でアシスタント英語教師(AET)として採用されました。高槻のAETプログラムは、トゥーンバ市との姉妹都市提携の一環として、その時点で何年も続いていました。
高槻に到着する前に、宿舎は「提供」されると聞いていた。到着してみると、この宿泊施設は低水準であることがわかった。アパートは汚く、手入れが行き届いておらず、安全衛生上の問題が山積みだった。すぐに、このアパートは標準以下であるだけでなく、大家の「寛大さ」のおかげで、私たちは市場価格よりも高い家賃を支払っていることが明らかになった(ちなみにこの大家は、10年以上にわたって標準以下の宿泊施設の家賃AETから騙し取ったことで、トゥーンバ市の鍵を授与された)。
私たちは集団で、受け入れ可能な住居を探して引っ越すことにしました。このことがきっかけとなり、プログラム全体が汚職、怠慢、日本における労働者としての権利の侵害に満ちていることがわかったのです(ある時、高槻市の職員は、私たちは労働者ではなく、実際は「有給ボランティア」であり、労働者の権利はないと主張しようとしたほどでした)。私たちの経験にまつわる複雑な紆余曲折のすべてには触れないが(さもなければ、非常に長い間読み続けることになる)、この経験が不穏でやる気を失わせるものだったということだけで十分でしょう。
でも、二つのいいことがあった。ひとつは、信じられないほど複雑な経験(適切な宿泊先を探す手伝いに始まり、AETの同期のほとんどが日本を離れた後も続いた)を先導し、私たちのために闘うことを止めなかった浅利俊明(トシ)さんに出会えたこと、もうひとつは、私たちがゼネラルユニオンに加入できたことでした。
だからこそ私は、先月開催されたALT労働条件全国調査シンポジウムにトシ(現ゼネラルユニオン委員長)から招待されたことを光栄に思います。シンポジウムには、名言と激励の言葉を寄せてくださった2名の国会議員をはじめ、他の選出議員、報道関係者、組合関係者、そしてもちろん、幅広い条件で働く何十人ものALTが参加し、大変盛況でした。
印象的なデータ収集であるアンケートの結果には、いくつかの興味深い結果がありました。
まず、回答者の大半が派遣会社に勤務していたことです。シンポジウムに参加するにあたり、私は派遣会社についてほとんど知りませんでしたが(私は市教育委員会の直接雇用として雇用されていました)、学んだことは、状況は問題が多いということでした。派遣ALTは、直接雇用ALTやJETプログラムALTに比べ、給与水準がかなり低く(不名誉なことに、貧困ラインを下回るケースもありました)、満足度もかなり低いものでした。シンポジウムの中で、11校で働く派遣会社で働く1年目のALTの話を聞いてショックを受けました!
派遣会社は、節約を約束することで価値を引き出し、労働者を搾取することでその節約を提供し、最終的には日本の学生に提供される教育の質を犠牲にしているのです。
問題は派遣会社に限ったことではありません。直接雇用労働者もJET労働者も不安定な契約を強いられています。この不安定さが労働者を苦しめ、最終的には提供できる教育の質を低下させているのです。
これらは大きな制度的問題であり、大きな制度的解決策が必要です。幸運なことに、ゼネラルユニオンは最前線でALTの労働者の権利のために闘い、勝利しています。簡単には勝利できないでしょうが、すべてのALTの権利が獲得されるまでゼネラルユニオンが闘い続けることを確信しています。
もしあなたがALTで、ここまで読んで、まだゼネラルユニオンの組合員でないのであれば、加入することを強く勧めます!